消しゴムを使うと紙が毛羽立つ…を防ぐには?
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水彩画を描くとき、まず鉛筆などで下書きをする人は多いと思います。
私自身は下書きせずにいきなり絵の具で描いていくこともありますが、複雑な線の絵を描くときにはやはり鉛筆で下書きします。
その下書きに消しゴムをかけたら、紙が毛羽立ってしまった…という経験をされたことがある人は少なくないのではないでしょうか?
紙が毛羽立つと水彩絵の具を塗ったときに色がうまく乗らず、仕上がりが汚くなってしまう恐れがあります。
消しゴムを使ったときの紙の毛羽立ちを防ぐには、どうすれば良いのでしょうか?以下、解説します。
消しゴムによる紙の毛羽立ちを防ぐには
以下、消しゴムをかけたときに発生しやすい、紙の毛羽立ちを防ぐ方法についてまとめてみました。
デッサン用の「ねり消し」を使う
鉛筆で描いた下書きを消すとき、普通の消しゴムではなく、デッサン用として売られているねり消しを使って消してみてください。
通常の消しゴムのように紙をこするのではなく、ねり消しを押し付けるようにして消すと、 紙を一切毛羽立たせることなく下書きを消すことができます。
紙の毛羽立ちを押さえるには、これが一番良い方法だといえるでしょう。
紙の毛羽立ちを押さえるだけでなく消しカスも出ないので、あとあとの絵の具での色付け作業もしやすいです。
私が使っているねり消し そもそも紙が毛羽立つのは、消しゴムで紙の表面を摩擦することによって、紙を構成している繊維が切れてしまうからです。
低品質なパルプが使われている紙ほど摩擦に弱いため、こすった時に毛羽立ちやすくなります。
しかしねり消しは、一般的な消しゴムのようにこすって消すという使い方だけではなく、 鉛筆の線に押しつけて消すといった使い方ができるようになっています。
押しつけて消す方法だと摩擦せずに済むため、紙を毛羽立たせずに下書きを消せるというわけです。
ねり消しの効果的な使い方については後述しているので、興味をお持ちの方は引き続き記事をお読みください。
通常の消しゴムのように紙をこするのではなく、ねり消しを押し付けるようにして消すと、 紙を一切毛羽立たせることなく下書きを消すことができます。
紙の毛羽立ちを押さえるには、これが一番良い方法だといえるでしょう。
紙の毛羽立ちを押さえるだけでなく消しカスも出ないので、あとあとの絵の具での色付け作業もしやすいです。
私が使っているねり消し そもそも紙が毛羽立つのは、消しゴムで紙の表面を摩擦することによって、紙を構成している繊維が切れてしまうからです。
低品質なパルプが使われている紙ほど摩擦に弱いため、こすった時に毛羽立ちやすくなります。
しかしねり消しは、一般的な消しゴムのようにこすって消すという使い方だけではなく、 鉛筆の線に押しつけて消すといった使い方ができるようになっています。
押しつけて消す方法だと摩擦せずに済むため、紙を毛羽立たせずに下書きを消せるというわけです。
ねり消しの効果的な使い方については後述しているので、興味をお持ちの方は引き続き記事をお読みください。
「モノエアタッチ」消しゴムを使う
下書きの修正にはねり消しを使うのが一番なのですが、もうひとつおすすめの方法として、
トンボの「モノエアタッチ」と呼ばれる消しゴムを使うという手もあります。
「モノエアタッチ」とは、昔からあるトンボのMONO消しゴムシリーズでラインアップされている消しゴム。
消しゴムの成分に、摩擦を低減するための中空マイクロカプセルと特殊オイルを配合することによって、 より軽いタッチで下書きを消せるようにした特殊な消しゴムです。
この「モノエアタッチ」であれば、さほど紙をこすらずに下書きを消すことができますので、 毛羽立ちの原因になりにくいです。
といっても、個人的にはデッサン用のねり消しがおすすめなのですが、 一応このような消しゴムがあるということも頭に入れておくとよいでしょう。
消しゴムの成分に、摩擦を低減するための中空マイクロカプセルと特殊オイルを配合することによって、 より軽いタッチで下書きを消せるようにした特殊な消しゴムです。
この「モノエアタッチ」であれば、さほど紙をこすらずに下書きを消すことができますので、 毛羽立ちの原因になりにくいです。
といっても、個人的にはデッサン用のねり消しがおすすめなのですが、 一応このような消しゴムがあるということも頭に入れておくとよいでしょう。
丈夫な紙を使う
より丈夫な紙を使うようにするというのも、毛羽立ち防止には効果的です。
もともと水彩紙は、一般的な画用紙等に比べると丈夫に作られているものが多いのですが、 種類によっては摩擦に弱いタイプもあります。
消しゴムを頻繁に使うのであれば、できるだけ丈夫な水彩紙を用いるようにしましょう。
参考までに私が今まで使った中で、紙の表面強度が強いと感じる水彩紙を数点ご紹介します。 この中で一番丈夫なのはアルシュです。
何しても大丈夫と思えるくらい強度が高い紙なのですが、最高級紙といわれるだけあってかなりお高いので、 私自身は本当にたまにしか使いません。
丈夫な紙が必要な時は、ウォーターフォードを使うことが多いです。
あくまでも強くこすらないことを前提としてですが、ウォーターフォードも少々消しゴムをかけたくらいでは毛羽立たないため、おすすめです。
もともと水彩紙は、一般的な画用紙等に比べると丈夫に作られているものが多いのですが、 種類によっては摩擦に弱いタイプもあります。
消しゴムを頻繁に使うのであれば、できるだけ丈夫な水彩紙を用いるようにしましょう。
参考までに私が今まで使った中で、紙の表面強度が強いと感じる水彩紙を数点ご紹介します。 この中で一番丈夫なのはアルシュです。
何しても大丈夫と思えるくらい強度が高い紙なのですが、最高級紙といわれるだけあってかなりお高いので、 私自身は本当にたまにしか使いません。
丈夫な紙が必要な時は、ウォーターフォードを使うことが多いです。
あくまでも強くこすらないことを前提としてですが、ウォーターフォードも少々消しゴムをかけたくらいでは毛羽立たないため、おすすめです。
ねり消しの効果的な使い方
水彩画の下書きの修正には、デッサン用のねり消しを用いるのが最もおすすめだといえます。
そのねり消しの効果的な使い方について、以下まとめてみました。
そのねり消しの効果的な使い方について、以下まとめてみました。
こすって消す
こする…は、通常の消しゴムと同じ使い方です。
ねり消しで摩擦することで、紙の上に描かれた鉛筆の線を消します。
消すにはこれが早いのですが、こすると多少なりとも摩擦が起こるため、表面が弱い紙でやると毛羽立ちの原因になります。
なのでやるなら、丈夫な紙を使っている時のみにしましょう。
ねり消しで摩擦することで、紙の上に描かれた鉛筆の線を消します。
消すにはこれが早いのですが、こすると多少なりとも摩擦が起こるため、表面が弱い紙でやると毛羽立ちの原因になります。
なのでやるなら、丈夫な紙を使っている時のみにしましょう。
押しつけて消す
ねり消しを鉛筆での下書きに何度も押し付けることで、鉛筆の線を徐々に薄くできます。
ねり消しを押しつけると、鉛筆の線が薄くなる
完全に下書きを消してしまうのではなく、限りなく薄くしたい…というときに便利な方法です。
消しゴムは、紙の上にのった鉛筆の黒鉛の粉をこすって絡めとることによって、 鉛筆で描いた線を消します。
ねり消しを下書きに押し付けると、紙の上の黒鉛の一部をねり消しに引っつけることができるため、 少しずつ鉛筆の線を薄くできるというわけです。
ねり消しを押しつけて消す方法は、できるだけ紙を毛羽立たせたくない時にもおすすめです。
ねり消しを押しつけると、鉛筆の線が薄くなる
完全に下書きを消してしまうのではなく、限りなく薄くしたい…というときに便利な方法です。
消しゴムは、紙の上にのった鉛筆の黒鉛の粉をこすって絡めとることによって、 鉛筆で描いた線を消します。
ねり消しを下書きに押し付けると、紙の上の黒鉛の一部をねり消しに引っつけることができるため、 少しずつ鉛筆の線を薄くできるというわけです。
ねり消しを押しつけて消す方法は、できるだけ紙を毛羽立たせたくない時にもおすすめです。
転がして消す
ねり消しの形状を転がしやすい形に変形させ、
絵の上を転がしながら鉛筆の線を消す…という方法もなかなか便利です。
広範囲の下書きを、紙を摩擦せずに消したいときに向いています。
やり方は以下のとおり。
ねり消しを細長い棒状に変形させ…
その棒状のねり消しを、消したい絵の上でゴロゴロと転がして往復させます。
転がしているうちに、鉛筆の線がだんだんと薄くなっていくはずです。
このやり方だと楽に広範囲の鉛筆の線を消すことができるだけでなく、紙をほとんど摩擦しません。
ねり消しをお使いの方は、ぜひ試してみてください。
広範囲の下書きを、紙を摩擦せずに消したいときに向いています。
やり方は以下のとおり。
ねり消しを細長い棒状に変形させ…
その棒状のねり消しを、消したい絵の上でゴロゴロと転がして往復させます。
転がしているうちに、鉛筆の線がだんだんと薄くなっていくはずです。
このやり方だと楽に広範囲の鉛筆の線を消すことができるだけでなく、紙をほとんど摩擦しません。
ねり消しをお使いの方は、ぜひ試してみてください。