無料で商品やサービス提供…はよくないと思う | 毎日水彩画

アナログで描いた水彩画日記 - Daily watercolor painting

無料で商品やサービス提供…はよくないと思う

★本サイトは一部にプロモーションが含まれています★


絵の受注をはじめ、なんらかのサービスやセミナーなど、多少なりともお金をとってもおかしくないようなサービスが、 無料で提供されている事ってありますよね。

絵だったら「無料で描きます」的なやつです。

無料でやるか有料でやるかは人の勝手ですし、注目を集めるために無料でサービス提供するという手もありますので、 一概に良い悪いはいえませんが、私は無料提供はあまり良いことではないと考えています。

なぜそう考えるのか?について書いてみました。

無料だと質が高くない集客になりやすい

Web関連の仕事をしている関係で、これまでサービスや物の販売、 セミナー開催といったイベントにかかわることがよくありました。

その中には無料のコンテンツもあるし、有料のコンテンツもあります。



例えば何かのセミナーが開催されていたとして、有料だと本当にそのセミナーに興味を持つ人たちしか参加しませんよね?

しかし無料だと参加のハードルが低いため、そのセミナーの内容にあまり興味がない人も来たりします。

またお試し的な意味あいで、無料で提供されている商品やサービスがあった場合。

その商品やサービスを本当に試してみたいと思っている人だけでなく、 とりあえず無料でもらえるからもらっておこう…的な人たちも集まってきます。

絶対にではありませんが、無料だからという理由で集まってくるような人たちは、商品やサービスのリピーターにはなりにくいです。

要は質が高くない集客になりやすいので、あまり良くないと考えるのです。



実際、よくセミナーを開催する人が話していましたが、 わずかでも良いので参加費用を設定しておくと、それが集客のフィルターになるのだとか。

参加費用がわずか100円であっても、そのセミナーに興味がない人にしてみると、 有料だったらやめておこう…となりやすいわけです。

それは開催する側にもメリットが大きいですし、本当に興味があって参加する人にとっても、 同じように興味を持つ参加者ばかりが集まるというのはそれなりにメリットがあるはずです。

絵のお仕事の場合は?

ここまで述べたことを、絵関連の「お仕事」に当てはめてみた場合。

ここでいう仕事とは「依頼を受けて絵を描く」というようなものです。 SNSでよく見かける「制作した絵をフォロワーさんに無料でプレゼント」的な企画は含みません。



一般的には依頼を受けて絵を描く場合、お金をとることがほとんどですが、たまに無料で受けている人がいます。

素人だからとか、そういう理由でです。

何をいくらで受注するかは人の勝手であり、 別に悪いことではないのですが、実はトラブルの原因になりやすかったりします。



一般的な考えの持ち主であれば、無料で描いてもらうのだからクオリティは期待してはいけない…と思いますよね?

実際、無料で受注している絵描きさんは、 多少クオリティが低くても無料だから許されるだろうという考えがベースにあることが多いです。

しかし無料でもクオリティを追及してくる依頼者も中にはおり、 そういうクライアントにあたってしまったらその後が大変です。

クライアントが求めているものと違うという理由から修正地獄に陥ったり、依頼が途中で強制終了したりと、絵描きさんが嫌な思いをしやすいです。



もちろんうまくやっていらっしゃる方もおられるのだとは思いますが、 常識的でないクライアントに当たる確率が高いと、それだけトラブルに発展する可能性も高まります。

なのでたとえ素人さんであっても、無料で絵の依頼を受ける場合は、 あらかじめ細かなルール(修正回数など)をしっかり決めておくことが大切だと思います。

できれば低価格でも料金は設定したほうがいい

何度も述べている通り、サービスや商品をいくらで販売するかは人の自由です。

でも何らかの目的があって無料にしている(最初だけお試しで無料など)のではない限りは、 トラブルを避けるためにもいくらかの料金は設定したほうが良いです。



例えばイラストを描いている方で、素人だから料金を設定するのに抵抗がある…というのなら、 相場よりも低い価格でイラストの依頼を受ければよいのではないでしょうか。

低価格ではあっても料金を設定しておくと、 とりあえず無料だから頼んでみようかな…という適当な依頼を減らすフィルターになりますので、おすすめです。

中には低クオリティな絵でお金をもらうなんてと思われる方もいるかもしれませんが、 クライアントが求めているモノが、必ずしもプロが描くような完璧な絵だとは限らないんですよね。

クライアントの絵の利用目的によっては、上手すぎない絵の方が良いという場合もありますので、 思い込みは捨てたほうがよいと思います。

何より、他人が求める絵を描き上げるのってかなり大変な作業ですので、 相手から依頼されて描いたのであれば、遠慮せず料金はいただきましょう。


関連記事






ABOUT

ページトップへ